目次
概要

賑わう湯河原の街を望みながら、静かな森を辿る。
湯河原の温泉街を見下ろしながら、山の静けさの中を走る「オレンジライン」。
今回は、神奈川県足柄下郡湯河原町宮下の県道75号湯河原箱根仙石原線との交差点から、宮上の五所神社前交差点までを結ぶ、約3.5kmのドライブルートをご紹介します。
温泉街の喧騒から少し離れた高台を走り、時折見える街並みや、その先に待つ相模湾の眺め。湯河原のもうひとつの表情に出会う、短くも心地よい道を辿ります。
温泉街の混雑から生まれた、もうひとつの道
オレンジラインは、かつて有料道路「湯河原新道」として整備されました。
湯河原温泉街を通る県道75号は、山と千歳川に挟まれた地形から道幅が狭く、カーブも多いうえ、旅館や土産物店が並ぶ沿道では交通渋滞も問題となっていました。
そこで、温泉街の交通混雑を緩和するため、山腹を通るバイパス道路が計画され、神奈川県道路公社によって建設が進められました。1968年(昭和43年)4月に有料道路として開通。全長約3.5kmの道路は、温泉街を迂回する新たな交通ルートとして整備されたものです。
その後、1987年(昭和62年)3月末をもって有料道路としての営業を終え、翌4月1日には町道オレンジラインとして開通式が行われました。沿道にみかん畑が多かったことから、無料開放にあたり「オレンジライン」の愛称が付けられています。
現在は無料で通行できる町道となり、湯河原温泉街を避けて移動できるルートとして利用されています。

温泉街の喧騒を離れた高台で、静かな森を辿る
オレンジラインは、山深い森の中から始まり、湯河原温泉街の北側に沿った山腹を縫うように延びています。直線が主体で道幅にも比較的ゆとりがあるため、温泉街を通る県道75号とは対照的に、落ち着いて走ることができます。
沿道は緑に包まれた静かな雰囲気ですが、時折、温泉街側の視界が開ける場所も。眼下にはどこか懐かしい温泉街の街並みが見え、千歳川沿いの谷間に温泉街が広がっている様子を改めて感じられます。
温泉街の賑わいから離れた道だけに、湯河原温泉らしい情緒は少し控えめ。それでも、山の静けさの中を進み、やがて視界の先に陽の光を浴びて輝く相模湾が見えてくると、山の緑に包まれた景色から、海へと視界が開けていきます。
湯河原温泉街の中心部とはまた違った表情に出会えるオレンジライン。山と街、そして海へとつながる湯河原の地形を感じながら、心地よいドライブを楽しめます。
川沿いの街の賑わいをそっと眺め、木漏れ日の道をゆく
豊かな緑の森を抜け、高台から温泉街や相模湾の景色を眺めながら駆け抜ける、約3.5km。
賑わう湯河原の温泉街を少し高い場所から眺めてみると、山々に囲まれた谷間に街が寄り添う、また違った湯河原の姿に出会えます。
森の静けさに包まれながら、いつもとは違う高さから温泉街を眺め、最後には遠くの海へと視線が向かう。山と街、そして海へとつながる景色の移ろいが、穏やかなドライブのひとときを彩ります。
慌ただしい日常から少し離れ、歴史ある温泉街をいつもとは違う視点から眺めてみる。山の緑の向こうに海が見えてくる、そんな湯河原のもうひとつの風景に出会いに、次の休日はオレンジラインを訪れてみませんか。
動画と感想
・通常視点(撮影:2026.05)
湯河原温泉街の入り組んだ細い道を回避するオレンジラインです。
湯河原の海沿いから温泉街を回避して、箱根へと向かう椿ラインや湯河原パークウェイの入り口方面とを繋ぐような場所を走っています。
以前は有料道路と言う事もあり、非常に走りやす道といった印象。
しかし、結構な年月が過ぎている為か、所々路面状態など悪い部分がありました。
基本は森の中、山の中を走り、緑に囲まれた道ですが、時折、湯河原の温泉街を見下ろせる場所がありました。
あと気になったのが、意外と地元の方、歩行者が多い事。
元々は歩行者や自転車などが通れない有料道路だった事もあり、あまり歩道など整備されておらず、路肩を歩いています。
橋など場所によっては路側帯が全くない場所もある為、歩行者には十分ご注意下さい。
コース紹介
※YouTubeのチャプター機能を利用し、動画と本ページのコース紹介を連動させています。
番号が振ってあるコース案内、注意点などを動画で確認しやすくなる様にしてみました。
(S)スタートは、神奈川県足柄下郡湯河原町宮下の県道75号湯河原箱根仙石原線との交差点(信号なし)から(01:38)
(進行方向と逆方向には椿ラインや湯河原パークウェイがあります。)
手前の案内標識には特に記載はありませんが、角の看板にオレンジラインの記載あり。
オレンジライン方面へ



オレンジラインを進みます。
元々は湯河原新道という有料道路と言う事もあり、走りやすそうな道。

比較的朝早い時間ですが、意外と歩行者が多い印象でした。
何より、元が歩行者や自転車が走れない有料道路と言う事もあり、歩道などの整備もあまりされていない道みたいです。
�@歩行者注意:全区間(01:54)


橋の上などは路側帯も無いですね。
ここでは特に歩行者には注意した方が良さそうです。

基本、森の中・山の中を進む道ですが、直線主体。っと言った感じの道が続きます。


時折、湯河原の温泉街が見える場所もあります。
温泉街が川沿いの狭い地域に集まっているのが分かりますね。

グーグル先生
途中、意味ありげなスペースのある場所。
有料道路時代の料金所があった場所でしょうか?

路面状態はあまり良く無い場所が多くある印象。

何気に相模湾が見えますね。

するとこの道最大のカーブ。
これまで直線主体で緩やかではありますが下り坂が続いた事もありスピードの出し過ぎ注意!!
�A急カーブ(05:42)



新幹線の線路脇を進んで行くと、、、


最後は、神奈川県足柄下郡湯河原町宮上の五所神社前交差点(信号あり)にて(G)ゴール。(06:15)


お疲れさまでした。
詳しくは動画をご覧下さい。
周辺のドライブコース
今回紹介したルート周辺には、合わせて楽しめる魅力的なドライブルートもあります。
距離や時間、立ち寄りスポットなどを組み合わせることで、ドライブやツーリングのプランをより充実させることができます。
訪れる前のルート計画や旅の予定づくりに、気になる周辺ルートもぜひチェックしてみてください。
・0〜10km圏内
No.111 芦ノ湖スカイライン / 静岡県裾野市〜神奈川県足柄下郡箱根町
No.285 箱根ターンパイク / 神奈川県小田原市〜足柄下郡湯河原町
No.419 あたみ梅ライン / 静岡県熱海市
No.422 湯河原パークウェイ / 神奈川県足柄下郡湯河原町
・10〜30km圏内
No.107 静岡県道401号御殿場箱根線 / 静岡県御殿場市
No.110 箱根スカイライン / 静岡県御殿場市〜裾野市
No.112 伊豆スカイライン / 静岡県伊豆市〜田方郡函南町
No.119 箱根やまなみ林道 / 静岡県三島市 〜 御殿場市
No.282 はこね金太郎ライン / 神奈川県足柄下郡箱根町〜南足柄市
No.417 富士見パークウェイ / 静岡県伊豆の国市
No.418 頼朝ライン / 静岡県熱海市
・30〜50km圏内
No.157 富士山スカイライン(周遊区間) / 静岡県富士宮市 〜 御殿場市
No.159 南富士エバーグリーンライン / 静岡県裾野市
No.160 ふじあざみライン / 静岡県駿東郡小山町
No.283 金太郎富士見ライン / 静岡県駿東郡小山町
No.284 足柄峠 静岡県道・神奈川県道78号御殿場大井線 / 静岡県駿東郡小山町〜神奈川県南足柄市
No.411 西伊豆スカイライン / 静岡県伊豆市・沼津市
No.416 静岡県道17号沼津土肥線 / 静岡県伊豆市〜沼津市
No.420 静岡県道111号遠笠山富戸線(旧遠笠山道路)/ 静岡県伊豆市〜伊東市
周辺の立ち寄りスポット
オレンジラインの周辺には、古くから親しまれてきた湯河原温泉をはじめ、自然や歴史、景観を楽しめるスポットが点在しています。ドライブとあわせて訪れたい、湯河原の魅力あふれる立ち寄り先をご紹介します。
温泉・自然景観
湯河原温泉
『万葉集』で東日本唯一の温泉として詠まれた歴史を持つ、古くからの名湯・湯河原温泉。山あいを流れる藤木川沿いには風情ある温泉宿が建ち並び、落ち着いた温泉街の情緒が漂います。
主な泉質は弱アルカリ性の塩化物泉や硫酸塩泉などで、肌に優しく「美肌の湯」として親しまれているほか、塩分を含む湯は保温性に優れ身体を芯から温めてくれます。
山あいに静かな宿が点在する奥湯河原エリアまで足を延ばすのも楽しみのひとつ。日帰り入浴なら、露天風呂や大浴場を備えた町営施設「こごめの湯」も気軽に利用できます。
湯河原温泉の公式観光サイト
不動滝
湯河原町の山あいに位置する、落差約15mの不動滝。豊かな水が勢いよく流れ落ちる滝のすぐ近くまで遊歩道が整備されており、周囲の深い緑とともに迫力ある姿を間近に眺められます。
滝の左側には身代わり不動尊、右側には出世大黒尊が祀られており、古くからの自然信仰の息吹を感じられるパワースポットでもあります。
滝のそばには風情ある「不動滝茶屋」があり、温かい甘酒やおしるこのほか、温泉地ならではの名物「源泉ゆでたまご」を味わえるのが魅力。さらに、茶屋の利用者(※有料)は敷地内の源泉かけ流しの足湯に浸かりながら滝を眺めるという、ここだけの贅沢な時間を過ごせます。ドライブの合間に、心も体もリフレッシュするのに最適な立ち寄りスポットです。
万葉公園(湯河原惣湯)
湯河原温泉の中心部に位置し、木々の緑と渓流のせせらぎに包まれながら散策できる憩いの公園。園内には、自然の中で読書や温泉を楽しめる新感覚の施設「湯河原惣湯 Books and Retreat」が整備されています。
誰でも気軽に立ち寄れる「玄関テラス」では、淹れたてのコーヒーや軽食を手に、川沿いのウッドデッキで心地よいひと休みが可能。
奥に佇む「惣湯テラス」は、源泉かけ流しの温泉とこだわりの食事が味わえる有料の日帰り温泉施設です(※静寂な環境を維持するため中学生以上限定)。温泉街の散策途中に、深い自然の中で心身をリセットする特別な時間を過ごせるスポットです。
湯河原惣湯 Books and Retreat
地域の味覚・グルメ
湯河原みかん
温暖な気候と日当たりの良い斜面に恵まれた湯河原は、江戸時代から続くみかんの産地。相模灘からの潮風と太陽をたっぷりと浴びて育つみかんは、秋から冬にかけて収穫の最盛期を迎えます。
例年10月上旬〜12月下旬には、観光協会が案内する「みかん狩り」が開催され、相模灘を見渡す絶景の中で時間無制限の食べ放題を楽しめるのが大きな魅力です。
今回のルート「オレンジライン」は、まさにこのみかん畑の間を縫うように走ることから名付けられた道。オレンジラインをドライブした後に、地域が誇る旬の味覚をその場で、あるいは旅のお土産として味わってみてはいかがでしょうか。
湯河原の担々やきそば
湯河原を代表するユニークなご当地グルメ。湯河原温泉をタヌキが見つけたという開湯伝説にちなみ、「たんたんタヌキの……」という歌のフレーズにかけて「担々(たんたん)」と名付けられた背景を持ちます。
練りごまや豆板醤をベースにした香ばしくピリ辛な味わいが特徴で、各店でバリエーション豊かなメニューが楽しめます。なかでも、地元の柑橘(みかん等)を隠し味に使った爽やかな系統と、温泉玉子をトッピングしたマイルドな系統の「主に2つの系統」があり、店ごとの個性を食べ比べるのも魅力です。
温泉街周辺に提供店舗が点在しています。土地の物語から生まれたご当地の味を、ドライブのランチに選んでみてはいかがでしょうか。
湯河原名物 担々やきそば
https://www.yugawara-sci.or.jp/naruhodo/tantan.html
データ
通過道路
・オレンジライン
重複道路
撮影
・2026.05
今回利用した宿泊施設
| ホテル前の駐車場はやや狭く止めづらい印象だったが、道を挟んだ隣にある駐車場は止めやすかった。大きな車などはそちらを利用すると良いかも。 |
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- No.284 足柄峠 静岡県道・神奈川県道78号御殿場大井線 / 静岡県駿東郡小山町〜神奈川県南足柄市
- 静岡県駿東郡小山町と神奈川県南足柄市との境にある足柄峠 この足柄峠を越え、東西に伸びる様に静岡県道・神奈川県道78号御殿場大井線が通っています。 今回はこの足柄峠を中心に静岡県道・神奈川県道78号御殿場大井線を静岡県駿東郡小山町にあるJR足柄駅前の交差点から足柄峠と越え 、神奈川県南足柄市にある神奈川県道74号小田原山北線との交差点(南足柄郵便局入口交差点)までの約18kmのドライブコースです。
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- No.410 湘南 / 神奈川県逗子市〜藤沢市
海辺の日常と憧れの風景が織りなす湘南の海岸線
青く広がる相模湾を傍らに、潮風を感じながら駆け抜ける。神奈川県を代表する海岸線、国道134号を走るこのルートは、多くの人々を惹きつける「湘南」の魅力を凝縮したドライブルートです。 今回は、神奈川県逗子市の渚橋交差点を起点とし、鎌倉の海岸線を越え、江の島を目前に仰ぎながら藤沢市の鵠沼海浜公園前へと至る、約12.5kmのルートをご紹介します。 都心からのアクセスも良く、移り変わる海景と街並みが続く湘南の海岸線。訪れるたびに、潮風とともにこの街ならではの空気を感じさせてくれるルートです。- No.422 湯河原パークウェイ / 神奈川県足柄下郡湯河原町
緑陰の峠道を抜け、湯の町へ
箱根の山から湯河原温泉街へ、緑の中を下る「湯河原パークウェイ」。 今回はこの「湯河原パークウェイ」を、箱根方面の湯河原峠付近にある静岡県道20号熱海箱根峠線との交差点から下り、有料道路の終点を経て、湯河原温泉の宿が建ち並ぶ神奈川県道75号湯河原箱根仙石原線(椿ライン)との交差点まで、約6.5kmのドライブルートをご紹介します。 山の静けさから温泉街の趣へと移り変わる、湯河原らしい山道を辿ります。
