概要
秋田県道282号仁郷大湯線は、秋田県雄勝郡東成瀬村と湯沢市を走る県道です。
この道は、かつて「栗駒有料道路」として整備され、現在は無料開放され、「栗駒道路」や「栗駒ロマンチック街道」といった愛称で親しまれています。
雄大な栗駒山の景観や四季折々の美しい自然が織りなす情景が旅情を掻き立て、ドライブ、ツーリング、サイクリングの魅力的なルートです。
今回は秋田県雄勝郡東成瀬村にある国道342号との交差点(須川温泉交差点)から、秋田県湯沢市にある国道398号との交差点(栗駒大湯交差点)までの約8.6kmのドライブコースです。
この秋田県道282号仁郷大湯線は、栗駒国定公園の豊かな自然の中に位置し、そのほとんどが山間部を縫うように走ります。
道中はブナなどの広葉樹林に囲まれている区間が多く、春から夏にかけてはまぶしい新緑のトンネルとなり、爽やかな風を感じながらの走行が楽しめます。
特に秋には、山全体が燃えるような赤や黄色に染まり、まさに「神の絨毯」と称される栗駒山の紅葉を間近で、あるいは遠景に望めます。
色彩豊かな自然の中を走る体験は、このルートの最大の魅力です。
適度なカーブやアップダウンがあり、単調になりがちな山道を飽きさせず、特にツーリングやサイクリングではその変化が走行の楽しさを高めます。
沿道には、開発の手がほとんど入っていない手つかずの自然が広がり、清らかな空気と静寂が、日頃の喧騒を忘れさせてくれます。
特に、高山植物が咲き誇るイワカガミ湿原や、栗駒山の噴火によってできたカルデラ湖である須川湖があり、それぞれ異なる表情の自然景観を楽しむことができます。
秋田県道282号仁郷大湯線は、栗駒山の豊かな自然を五感で感じ、四季折々の美しい景観と快適な走行を楽しめる、まさにロマンチックなドライブルートです。
動画と感想
・通常視点(撮影:2024.08)
秋田県道282号仁郷大湯線事、「栗駒道路」や「栗駒ロマンチック街道」と呼ばれている道です。
グーグルマップでは「栗駒ロマンチック街道」と表記されていましたが、実際にどちらで呼ばれているのでしょうか?
いつもの如く、グーグルマップ(&ストリートビュー)で見つけた道で、今回の栗駒山周辺で昔有料道路だったと言う事もあり、一番期待していた道になります。
道は路面状態の悪い部分はあったものの、走りやすい整備された印象の道でした。
で、肝心の景色ですが、道周辺の草木は手入れされている印象ですが、風景を望むまでは行かず、沿道のイワカガミ湿原や、須川湖を見渡せる様な場所は無く、奥羽山脈の山々を見渡せる場所も少なく、ちょっと残念でした。
有料道路時代は確りと見渡せたりしたのでしょうか?気になります。
コース紹介
※YouTubeのチャプター機能を利用し、動画と本ページのコース紹介を連動させています。
番号が振ってあるコース案内、注意点などを動画で確認しやすくなる様にしてみました。
(S)スタートは秋田県雄勝郡東成瀬村にある国道342号との交差点(須川温泉交差点:信号なし)から(02:23)
小安峡方面へ
※動画は栗駒峠から始まっています。
片側一車線の走りやすそうな道。
直ぐのこの辺り右側にはイワカガミ湿原があるのですが、確りと見える場所は道沿いには無いようです。
グーグル先生ではこんな感じ。
もう少し、木々を手入れや駐車スペースがあると嬉しい。
道路周辺は手入れされ、道路へ飛び出すような木々は無いものの、その周辺は木々に囲まれた印象。
短いですが、なかなかの急勾配。
この辺りの右側には須川湖あるハズですが、全く見えませんね。
やや、厳し目のカーブと勾配。前半を含め須川湖周辺は@やや厳し目のカーブ・勾配注意(03:33)
更に進みます。こちらも崖や木々に囲まれた道。
こんな右側みたいに見渡せる場所が欲しいと思ってしまう。
数少ない、奥羽山脈の山々を見渡せるAビューポイント(09:49)
こんな感じの景色が続く道だと嬉しいですよね?
でも、道の殆どの場所で木々に囲まれていました。
最後は秋田県湯沢市にある国道398号との交差点(栗駒大湯交差点:信号なし)にて(G)ゴール。(13:20)
お疲れさまでした。
詳しくは動画をご覧下さい。
周辺のドライブコース
・経路:0〜10km圏内
No.353 栗駒峠 国道342号(岩手側) / 岩手県一関市〜秋田県雄勝郡東成瀬村
No.354 栗駒峠 国道342号(秋田側) / 岩手県一関市〜秋田県横手市
・経路:10〜30km圏内
No.355 栗駒焼石ほっとライン / 岩手県奥州市〜一関市
No.356 国道397号 / 秋田県横手市〜岩手県奥州市
・経路:30〜50km圏内
データ
通過市町村
・秋田県
雄勝郡
東成瀬村
湯沢市
通過道路
・秋田県道282号仁郷大湯線(栗駒道路・栗駒ロマンチック街道)
重複道路
撮影
・2024.08
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