栗駒峠 国道342号(岩手側):栗駒峠へ岩手県一関側から登るコース

概要

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栗駒岳(標高1,626m)は、奥羽山脈中部にそびえる二百名山の一つで、岩手県一関市、宮城県栗原市、秋田県雄勝郡東成瀬村の3県にまたがる名峰です。
この栗駒岳の南麓、標高1,126mに位置する栗駒峠は、国道342号が通過し、岩手県と秋田県を結ぶ交通の要衝となっています。
今回は岩手県一関市にある道の駅 厳美渓からスタートし、国道342号を進み、この栗駒峠を終点とした標高差約1000m、約38kmのドライブコースです。

道の駅 厳美渓を出発すると、まず目に飛び込んでくるのは、国の名勝にも指定された厳美渓のダイナミックな渓谷美と、対岸の茶屋から厳美渓をロープによって横断し、運ばれてくる名物「郭公だんご」です。そのユニークな提供方法から「空飛ぶだんご」とも呼ばれています。
エメラルドグリーンの水面が美しい磐井川に沿いに、国道342号は徐々に高度を上げ、変化に富んだ山岳風景の中へと進んで行きます。

ルートの見どころは、四季折々に表情を変える自然そのものです。新緑の春、深緑の夏、そして燃えるような紅葉の秋と、いつ訪れても心を奪われる絶景が広がります。特に紅葉シーズンは、山々が鮮やかな色彩に染まり、「神の絨毯」と呼ばれる鮮やかな秋の景色は、まさに息をのむ美しさです。

山間部に入ると勾配が厳しくなり、見通しの悪いカーブも増えてきます。また、一部区間では道幅も狭くなり、走行の際には注意が必要です。
また、冬季は通行止めになる区間があるため、事前に道路情報を確認してください。

ゴール地点の栗駒峠では、広大な「栗駒高原」が広がり、湿原や高山植物が織りなす豊かな自然を散策することができ、更に足を延ばせば、栗駒岳の火山活動によって形成された荒涼とした風景が広がる「名残ヶ原」も、自然の力強さを感じられる特異なスポットです。
また峠周辺には須川高原温泉 栗駒山荘栗駒山・元湯 須川高原温泉など、宿泊や日帰り温泉も楽しめる施設もあり、ドライブ、ツーリングやサイクリングの疲れを癒すのに最適です。

道の駅 厳美渓から栗駒峠、そしてその先にそびえる栗駒岳へと続くこのルートは、変化に富んだ自然、点在する魅力的なスポット、そしてゴール地点の絶景と温泉が織りなす、まさに感動の道です。ドライブ、ツーリング、サイクリングそれぞれのスタイルで、東北の雄大な自然を心ゆくまでお楽しみください。






動画と感想

・通常視点(撮影:2024.08)

 

この栗駒岳の南麓、標高1,126mに位置する栗駒峠を越える、国道342号のルートです。
今回、動画が2時間近くになってしまうので、岩手県側と秋田県側で分けて紹介しており、今回は岩手県側になります。
道の駅 厳美渓からスタートし、前半は比較的走りやすく、勾配も緩やかな道を進みます。
国道342号と並行して走る様に磐井川が流れており、渓谷などの景観も見どころですが、エメラルドグリーンの水面はとても神秘的な風景です。

 

更に登って行くと、急勾配、急カーブの道が続き、特にカーブは見通しの悪いカーブが多く、走行には注意が必要です。
また、道幅も安定せず、車両同士のすれ違いが難しい様な狭い場所もあります。
なお、途中ハプニングがあり、もしかしたら通行できない様な自体がありました。走行する際は安全運転で行きましょう。

 

栗駒峠に近づくと、背の高い草木が無くなり、見晴らしの良い道へ。
峠を越え、秋田県側へ降って行く際には、目の前に素晴らしい景色が広がっています。

 

コース紹介


※YouTubeのチャプター機能を利用し、動画と本ページのコース紹介を連動させています。
番号が振ってあるコース案内、注意点などを動画で確認しやすくなる様にしてみました。


(S)スタートは岩手県一関市にある道の駅 厳美渓から(01:46)
須川方面へ


国道342号を進みます。
綺麗な片側一車線の道。この辺りはまだまだ平坦な感じですね。


磐井川に沿って進みます。


少しずつ山間の道へ


時折、道幅が狭くなったり、民家が集まる区間を抜けたりしますが、比較的走りやすい道が続きます。


更に進んで行きます。
お?山道始まるかなって思っても、再び平坦な場所へ。


@矢櫃ダム(16:51)
エメラルドグリーンの水面が、、、って、まだ陽が登り切っていたいのか、綺麗に見えませんね。残念。


日差しが差していればこんな感じに綺麗の見えるハズ!?


平坦な場所が少なくなってきました。
それにしても良い感じの雲と空ですね。
あぁ、台風が直撃コースで、明日から天気が崩れるとは思えない空。。。
(予定を変更して一日早く帰宅しました。。。)


高原感ありますね。
これでも路上にあった温度計では20℃。
朝6時過ぎで標高も高い場所なのに20℃は高い気がしますね。


本格的に山道になってまいりました。


そして現れるA真湯駐車場とゲート。(25:03)
ここから本格的な山道の始まりです。


直ぐにB急勾配・急カーブ区間が始まります。(25:16)
特にカーブは見通しの悪いカーブが続きますのでご注意下さい。


この辺りは道幅が確りあるので少しは安心です。


っと思っていたのも束の間、直ぐにセンターラインは消え、狭い道幅へC狭路区間(27:38)
道幅はまちまちで、場合によっては車両同士のすれ違いも困難な場所もあります。
また引き続きB急勾配・急カーブ区間です。


厄介なのが、広くなったと思ったら狭くなる安定しない道幅。
道幅が広くなったからと言って、安心してスピードを出さない様に気を付けて下さい。


更に進んで行きます。
時折、開けた場所からの景色は素晴らしいのですが、運転に集中!!


って、何故か山道をバックしてくる車がいるではありませんか!?
正直、頭の中は混乱しており、何やら変な人に遭遇した!?ヤバい事に巻き込まれる!?っとか考えていました。
実際には、この先で事故ったらしく、車が道を塞いでいる事を知らせてくれました。
ついでに移動するのを手伝って欲しいとの事でした。


事故現場(モザイクありw)
移動した後なので通れますが、私が最初に行った時には山側にフロントから刺さっており、道を塞ぐ形に横向きになっていました。
結局10人ぐらい&軽トラで引っ張り移動しました。
皆さんも安全運転で走行して下さい。


険しい道を進んで行きます。


この辺りは見晴らしが良いのですが、景色を眺めている余裕はないです。


更に登って行きます。


少しずつ背の高い木々が少なくなってきました。


そして登り切ると、これまでの道が嘘の様な、建物や車、人が居る場所へ。
D栗駒峠とその周辺になります。(49:05)
宿泊や温泉施設があったり、ここから「栗駒高原」「名残ヶ原」へと行けるようです。
今回はここで終了ではなく、もう少し先へ進みます。


秋田県側へ下って行きます。


この画角からでは見にくいですが、こんな感じで目の前が開けた素晴らしい景色。


最後は秋田県雄勝郡東成瀬村にある秋田県道282号仁郷大湯線、通称:栗駒道路との交差点(信号なし)にて(G)ゴール。(50:13)


お疲れさまでした。
詳しくは動画をご覧下さい。

周辺のドライブコース


・経路:0〜10km圏内
・経路:10〜30km圏内
・経路:30〜50km圏内
No.345 とめそよかぜライン / 宮城県登米市〜栗原市

 

データ

通過市町村
・岩手県
 一関市
・秋田県
 雄勝郡
  東成瀬村

 

通過道路
・国道342号

 

重複道路

 

撮影
・2024.08

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