目次
概要

広大なメロン畑を横断:茨城県メロンロード(涸沼南広域農道)
メロンロードの概要と位置
メロンロードは、茨城県小美玉市から鉾田市にかけて広がる広大な農業地帯を走る、地域に根付いた道路の愛称です。
この道は、正式には涸沼南広域農道(ひぬまみなみこういきのうどう)と呼ばれ、茨城県を代表するメロンの生産地を貫いています。その愛称の通り、特に春から夏にかけてのメロンの収穫期には、沿道一面に広がる畑の景色が、このルート最大の魅力となります。
平坦な畑地帯を駆ける:国道6号〜国道51号(約27km)ルート紹介
今回は、茨城県小美玉市にある国道6号との交差点(中野谷中央交差点)をスタートし、メロンロードを東へ進み、鉾田市の国道51号との交点まで至る約27kmのルートをご紹介します。このルートは、ドライブ、ツーリング、サイクリングにおいて、茨城の広大な畑の風景を最も深く体感できる道です。
【ルートの雰囲気と状況】
ルート全体を通じて、道は見通しが良く、見晴らしのきくメロン畑や農地が広がるエリアを進みます。緩やかな勾配があり、周囲には雑木林や住宅地も点在するため、単調ではない畑と雑木林が続く、変化に富んだ景色が特徴です。
道は片側一車線が確保されており、見通しの良い道が多いですが、この道は県道や幹線道路との交差が多いため、信号で停止する頻度が高くなります。そのため、信号が少ない快走路というよりは、地域の生活に根ざした道としての性格が強いです。
また、メロンロードを示す統一的な標識はほとんどなく、特に交差点での右左折の判断には注意が必要です。標識は終点に近づくにつれて現れることがあります。事前にルートマップなどで確認しておくことを推奨します。
交通量は全体的に少なめですが、この道は農業地帯の重要な動線であるため、農業従事者や、農作物を運搬する大型の商用トラックの通行が多く見られます。そのため、ドライブ、ツーリング、サイクリングのいずれにおいても、農作業車両の横断や、トラックとの車線共有には常に注意深い運転・走行が求められます。
旅の終わりに振り返る、茨城の大地と空
メロンロード(涸沼南広域農道)は、地域の日常風景に触れながら、広大な大地を走る開放感が魅力のルートです。青空とメロン畑の美しいコントラストの中、穏やかな気持ちで走行を楽しむことができます。
メロンの旬の時期(5月?7月頃)に訪れれば、沿道で直売所を見つける楽しみも加わります。この道を通じて、「茨城の食を支える道」としてのリアルな風景を体感しに、このメロンロードを駆け抜けてみませんか。
動画と感想
・通常視点(撮影:2025.04)
動画準備中
茨城県小美玉市と鉾田市を走るメロンロードこと涸沼南広域農道です。
農道と言う事もあり、多くの場所で畑の中を進む見通しの良い道ですが、時折、住宅地や林の中を走る感じになっています。
茨城県の広大な平地を走る印象ですが、意外とアップダウンもあります。カーブもありますが穏やかな印象。
快速路ではありますが、途中何度も右左折をしなくてはならず、また信号も多く、良く赤信号で止まる印象でした。
また、一部にメロンロードの表記がありますが、交差点での案内標識等は殆どなく、確りとナビを設定したり、事前に確認が必要。
訪れたのが初春だった為か、畑には殆ど何も植えてなく、土が広がる景色だったのが少々残念。
逆に農繁期には農家や農業に関わる人や車両が多くなると予想されるので、その点は注意が必要。
個人的には茨城空港(百里基地)の近くを通る為、空港や航空機が見れるかと思ったのですが、そんな事は無く、近くを通った事さえも分かりませんでした。残念。
コース紹介
(S)スタートは、茨城県小美玉市にある国道6号との交差点(中野谷中央交差点:信号あり)から(01:38)
鉾田方面へ



片側一車線の道。
メロンロード(涸沼南広域農道)の標識あり。

周囲は畑に囲まれた場所が多く、見通しの良い道が続きます。


また、思ったよりも緩やかではありますが、勾配やカーブがある印象。


初春と言う事もあり、残念ながら畑は何も植えてない感じで、土。って感じです。

交通量は少ないですが、商用車が多い印象です。

見晴らしの良い畑の中を進むだけではなく、雑木林の様な木々の中を進む事も。


暫く進むと@茨城空港北交差点(信号あり)が現れます。(13:16)
特に標識はありませんが鉾田方面へ左折。


茨城県道360号大和田羽生線を進みます。
地図で見るとこの辺りの右側は茨城空港(百里基地)なのですが、航空機はおろか空港らしさも見当たらないのが残念。


暫く進むとA交差点1(信号あり)が現れます。(14:37)
特に標識はありませんが鉾田市方面へ右折。



曲がって直ぐにB一時停止の交差点。(14:51)


程々の勾配とカーブの続く走りやすい道。



いつの間にかに茨城県道50号水戸神栖線(茨城県道116号鹿田玉造線)。

そして茨城県道16号大洗友部線との交差点からは、今回のルートでは珍しくC狭路区間が現れます。(17:29)
茨城県道18号茨城鹿島線との交差点まで続きます。





暫く進むと茨城県道18号茨城鹿島線とのD上富田交差点(信号あり)が現れます。(18:42)
鹿島方面へ右折



茨城県道18号茨城鹿島線を進みます。
そういえば、最初にメロンロード(涸沼南広域農道)の標識がありましたが、それ以降見ていませんね。
交差点での右左折も多く、ナビの設定や地図を事前に確認しないと間違えそうですね。


はい。間違えました(笑)
ナビも設定していましたが、間違えました!!
200m手前の交差点を曲がってしまいました。。。



気を取り直して、E交差点2(信号なし)が現れます。(20:45)
案内標識等ありませんが左折。



ハウスで栽培しているのはメロンでしょうか!?

上を走るのは東関東自動車道。

木々の中を進んで行きます。
この辺りは深緑や紅葉が良さそうな場所ですね。


そしてメロンロード(涸沼南広域農道)の標識。
いや、右左折のある交差点に設置して欲しかった。。。

暫く進むと茨城県道114号下太田鉾田線とのF交差点3(信号あり)が現れます。(26:08)
メロンロードの標識があるけど、メロンロードはどっちなんじゃい!!
大洗方面へ左折。



茨城県道114号下太田鉾田線を進みます。



暫く進むとG交差点4(信号なし)が現れます。(28:50)
やっとメロンロードの案内標識が。。。
これを求めていた!!
大洗方面へ右折。



更に進んで行きます。





最後は、茨城県鉾田市の国道51号との交点(信号あり)にて(G)ゴール。(34:44)
交差点での右左折が結構ありましたが、結局、右左折が分かるメロンロードの案内標識は先程の一か所しか確認できませんでした。
他にもあったのか分かりませんが、走行する際には注意して下さい。


お疲れさまでした。
詳しくは動画をご覧下さい。
周辺のドライブコース
・経路:0〜10km圏内
No.135 ふるさと農道・八郷石岡地区 / 茨城県石岡市
・経路:10〜30km圏内
No.021 ビーフライン / 茨城県常陸大宮市鷹巣〜笠間市石井
No.132 一般農道 本郷 / 茨城県土浦市
No.137 林道 東山花の入線 / 茨城県桜川市
No.139 林道 東山線 / 茨城県桜川市
No.142 茨城県道152号雨引観音線 / 茨城県桜川市
No.145 上曽峠・茨城県道7号石岡筑西線 / 茨城県石岡市〜桜川市
No.146 湯袋峠・茨城県道150号月岡真壁線 / 茨城県桜川市〜石岡市
No.147 筑波パープルライン / 茨城県つくば市・石岡市・土浦市
No.148 フルーツライン(筑波山区間)/ 茨城県石岡市 〜 土浦市
No.174 フルーツライン / 茨城県土浦市〜笠間市
No.175 林道 鍬柄山線 / 茨城県笠間市〜桜川市
No.178 茨城県道226号鶏足山片庭線・県道225号鶏足山線 / 茨城県笠間市〜東茨城郡城里町
No.358 湯袋観光道路 / 茨城県石岡市
・経路:30〜50km圏内
No.022 グリーンふるさとライン / 茨城県北茨城市華川町〜常陸大宮市上大賀
No.176 林道 久原富谷線 / 茨城県桜川市
No.177 栃木県道・茨城県道286号深沢岩瀬線 / 茨城県桜川市〜栃木県芳賀郡茂木町
No.179 うぐいすライン / 茨城県東茨城郡城里町
No.180 はが野グリーンコリドール / 栃木県芳賀郡茂木町〜真岡市
No.337 カントリーライン / 茨城県龍ケ崎市〜稲敷市
No.338 茨城県道・千葉県道11号取手東線 / 茨城県稲敷市〜取手市
周辺の立ち寄りスポット
1. 茨城の味覚の王様:メロンと直売所巡り
茨城県は、全国トップクラスのメロン生産量を誇ります。特にメロンロードが通る鉾田市周辺は一大産地であり、初夏(主に5月?7月)の旬の時期には、沿道や周辺の直売所が多くの観光客で賑わいます。温室栽培から露地栽培まで様々な品種(オトメメロン、イバラキング、アンデスメロンなど)が栽培されており、時期によって異なる味わいを楽しめます。
・JAほこた ファーマーズマーケット なだろう
鉾田インターチェンジからすぐの場所にある大型直売所です。広大な売り場には、鉾田で採れた新鮮なメロンをはじめ、いちご、さつまいも、新米など、旬の農産物が豊富に揃います。ドライブの休憩がてら立ち寄り、自宅用のお土産や贈答用のメロンを選ぶのに最適なスポットです。
JAほこた ファーマーズマーケット なだろう
・フォレストパーク メロンの森
メロン狩り体験や、採れたてメロンの試食、直売を行っているレジャー施設です。単に購入するだけでなく、実際に畑でメロンを収穫する体験ができるため、家族連れやカップルに人気です。敷地内にはバーベキュー施設も併設しており、一日を通して茨城の味覚を満喫できます。
フォレストパーク メロンの森
2. ラムサール条約湿地 涸沼の恵み:しじみ
涸沼(ひぬま)は、小美玉市と鉾田市にまたがる汽水湖で、海水と淡水が混じり合う全国でも珍しい湖です。国際的に重要な湿地を保全する「ラムサール条約」に登録されており、豊かな自然環境が育む特産品が「しじみ」です。
・涸沼のしじみ
涸沼で採れる「大和しじみ」は、粒が大きく、濃厚な旨味が特徴です。古くから地域の食卓を支えてきた郷土の味覚であり、周辺の飲食店では、しじみ汁やしじみの佃煮、釜飯といった様々な料理を味わうことができます。メロンロード周辺の食事処や直売所でも販売されており、お土産としても人気です。
3. 空の玄関口:茨城空港(百里基地)
小美玉市にある茨城空港は、民間機と航空自衛隊百里基地が滑走路を共用する全国でも珍しい空港です。地方空港としてのコンパクトな利便性と、軍用機が離発着する迫力ある光景の両方を楽しめるのが特徴です。
・茨城空港と百里基地
空港ターミナルビルの展望デッキからは、民間機のほか、百里基地所属の戦闘機や航空機が訓練飛行する様子を間近で見学できます。特に迫力ある戦闘機のエンジン音とスピード感は圧巻です。
・茨城空港公園(広場)
空港に隣接する茨城空港公園には、航空自衛隊の歴史を物語る貴重な引退機が屋外展示されています。特に、かつて日本の空を守っていたF-4EJ改戦闘機や、偵察機型のRF-4EJといった実機が展示されており、間近でその雄姿を見学できます。飛行機好きやミリタリーファンにはたまらないスポットです。
データ
通過道路
・メロンロード(涸沼南広域農道)
重複道路
・茨城県道360号大和田羽生線
・茨城県道50号水戸神栖線
・茨城県道116号鹿田玉造線
・茨城県道18号茨城鹿島線
・茨城県道114号下太田鉾田線
撮影
・2025.04
関連ページ
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- 茨城県東茨城郡城里町を走る茨城県道225号鶏足山線。 茨城県東茨城郡城里町から笠間市を走る茨城県道226号鶏足山片庭線。 地図で確認すると、丁度二つの県道の端と端が繋がる様に接続されいます。 今回はこの二つの県道を茨城県笠間市にある栃木県道・茨城県道1号宇都宮笠間線との交差点から茨城県道226号鶏足山片庭線を走り、茨城県東茨城郡城里町にある鶏足山入口へ。 そして、接続された茨城県道225号鶏足山線を走り、茨城県東茨城郡城里町にある茨城県道39号笠間緒川線との交差点までの約10kmのドライブコースです。
- No.179 うぐいすライン / 茨城県東茨城郡城里町
- 茨城県東茨城郡城里町を走る『うぐいすライン』 今回はこの『うぐいすライン』を茨城県東茨城郡城里町にある茨城県道112号阿波山徳蔵線(ビーフライン)との交差点から同じく城里町にある茨城県道・栃木県道51号水戸茂木線との交差点までの約5kmのドライブコースです。
- No.337 カントリーライン / 茨城県龍ケ崎市〜稲敷市
- 茨城県の霞ケ浦の南。牛久沼や利根川に囲まれた場所にカントリーライン(稲敷広域農道)と呼ばれる道が東西に走っています。 今回はこのカントリーラインを牛久沼にほど近い、茨城県龍ケ崎市にある茨城県道243号八代庄兵衛新田線との交差点から茨城県稲敷市にある国道51号との交差点までの約37.5kmのドライブコースです。
- No.338 茨城県道・千葉県道11号取手東線 / 茨城県稲敷市〜取手市
- 茨城県と千葉県の県境を流れる利根川。この利根川の北側には利根川に沿う様に茨城県道・千葉県道11号取手東線が通っています。 今回はこの茨城県道・千葉県道11号取手東線を茨城県稲敷市にある国道51号と茨城県道2号水戸鉾田佐原線と茨城県道・千葉県道101号潮来佐原線との交差点(水郷大橋北交差点)から千葉県の飛び地などを抜け、茨城県取手市にある国道6号との交差点までの約46kmのドライブコースです。
- No.358 湯袋観光道路 / 茨城県石岡市
- 茨城県のシンボル、筑波山の西側を南北に走る湯袋観光道路は、一般的な観光道路とは一味違う、隠れた魅力を持つドライブルートです。 中でも、風返峠から茨城県道150号月岡真壁線までの約3.5kmの区間は、深い森の中を縫うように進む、厳しいカーブが連続するルートです。 この約3.5kmの区間は、道路の特性と安全上の理由から、二輪車は終日通行禁止となっています。バイクでお越しの方はご注意ください。 さらに23時(午後11時)から翌朝3時(午前3時)まで、自動車を含む全ての車両が通行止めとなります。夜間の走行はできませんのでご注意ください。 なお、周辺の道路も二輪車の通行規制が多くあります。事前に確認される事をお勧めします。 風返峠を起点に湯袋観光道路へ足を踏み入れると、すぐに筑波山の豊かな緑に包まれます。 この区間は厳しいカーブが連続するため、運転には注意が必要ですが、それだけにチャレンジングな走りを楽しむことができるでしょう。 沿道には大きな展望台などはありませんが、木々の間から差し込む木漏れ日や、季節ごとに移り変わる森の表情が楽しめます。 新緑の時期は目に鮮やかな緑が、秋には彩り豊かな紅葉がドライバーの目を楽しませてくれます。 この区間は、まさに「森の中を走る」という表現がぴったりの道。 喧騒から離れ、静かに運転を楽しみながら自然と向き合いたい方には最適なルートです。 筑波山神社や筑波山頂へのアクセス路として、あるいは筑波山周辺を巡るドライブコースの一部として、この湯袋観光道路はユニークな体験を提供してくれます。 約3.5kmの短い区間ですが、筑波山の知られざる魅力を発見できる湯袋観光道路。交通ルールを守り、安全運転で森のドライブを満喫してください。
