目次
概要

風薫る奥武蔵ドライブ:国道299号、山間を抜ける癒しルート
国道299号の概要
国道299号は、長野県茅野市を起点とし、群馬県を経由して埼玉県入間市に至る、関東と中部を結ぶ幹線道路です。特に群馬・長野の県境付近には十石峠をはじめとする険しい酷道区間が存在することで知られます。
しかし、埼玉県内、特に今回ご紹介する秩父から日高にかけての区間は、一転して首都圏からのアクセスを担う重要な動脈となり、緑豊かな奥武蔵の山々を抜け、飯能・日高方面へと続く信号の少ない快走路として、日常利用からドライブ、ツーリングまで幅広く利用されています。
秩父から日高へ:奥武蔵を貫く約30kmのアクセスルート
今回は、秩父市の中心部にある上野町交差点(国道140号交点)からスタートし、山間の集落や緑豊かな奥武蔵の山々を抜け、日高市の久保交差点(県道15号交点)までを結ぶ全長約30kmのドライブルートをご紹介します。このルートはドライブ、ツーリング、サイクリングのどの方法で楽しむ方にとっても重要なアクセス路となります。
【秩父盆地を後に:市街地を抜ける道】
スタート地点の秩父市上野町交差点は、観光地である秩父の主要道路が交わる地点です。市街地を抜けるまでは比較的交通量が多く、観光客や生活車両が混在します。秩父の盆地を離れるにつれて、景色は次第に山間部の落ち着いた雰囲気へと変わっていきます。
【奥武蔵の風を掴む:山間を抜ける快走ワインディング】
ルートの中盤は、奥武蔵の豊かな緑の中を走る山岳区間となります。この区間は信号が少なく、適度なカーブと勾配が続くため、ツーリングやドライブを楽しむには好条件です。春は新緑が芽吹き、夏は木々のトンネルが涼を提供し、秋は紅葉が山々を彩ります。季節ごとに変化する奥武蔵の豊かな自然を五感で感じることができます。
特に外せない立ち寄りスポットが、道の駅 果樹公園あしがくぼです。国道299号沿いに位置し、秩父への旅の玄関口として地元産の新鮮な野菜や果物、郷土料理を味わうことができます。また、この道の駅を過ぎた先にある正丸トンネルの前後には、奥武蔵を代表する難所のひとつである正丸峠へと繋がる道が分岐しており、本格的なワインディングを楽しみたいライダーやドライバーの拠点としても機能します。
【奥武蔵の旅路、日高の街へ】
山間部を抜けると、道は徐々に平坦になり、飯能市を経て日高市へと入ります。この終盤は、高麗川沿いの景勝地巾着田へのアクセス路にもなります。そのまま久保交差点に到着し、このルートはゴールとなります。
走行の注意点
このルートは信号が少ないため、一度流れに乗るとスピードが出やすい傾向にありますが、以下の点に十分な注意が必要です。休日や観光シーズンは、交通量が非常に多くなります。特に追越禁止区間も長いため、余裕を持った運転計画が必要です。
【秩父へと続く、緑豊かな快走ルート】
信号の少ない快走路として、純粋にドライブやツーリング、サイクリングを楽しみたい方に最適な道です。奥武蔵の山々に囲まれた豊かな自然の中を、あなたの愛車で秩父へ向かって走り抜け、日々の喧騒を忘れる旅に出てみませんか。
動画と感想
・通常視点(撮影:2025.07)
国道299号の内、奥武蔵を走る区間です。
秩父や奥武蔵といった自然豊かな山間部と都心を結ぶ道と言った感じでしょうか?
その為なのか、今回訪れた時は交通量が多い印象でしたが、信号が少ない事もあり、比較的スムーズに進むことが出来ました。
ただ、印象としてはやはりドライブのメインと言うより、その先にある秩父、奥武蔵へアクセスする為に道と言った印象が強いです。
なお、この区間はしばしばニュースにもなる、暴走する車やバイクが検挙される場所でもあり、夜間の走行には注意が必要して下さい。
コース紹介
※YouTubeのチャプター機能を利用し、動画と本ページのコース紹介を連動させています。
番号が振ってあるコース案内、注意点などを動画で確認しやすくなる様にしてみました。
(S)スタートは埼玉県秩父市にある国道140号との交差点(上野町交差点:信号あり)から(01:36)
日高・飯能方面へ



片側一車線の国道299号を進みます。
秩父市中心に近い場所を進みます。

交通量が多い印象ですね。
平坦、、、から少し下り坂?


この辺りからははっきりと下り坂になってきました。

右前に見えるのは武甲山
奥武蔵の盟主、秩父のシンボル的な山ですね。
あの独特な形は石灰石の採掘によって削られてそうで、初めて見た時は少し不気味に感じた思い出。


気付けば周囲の雰囲気が変わり、自然豊かになってきました。
そしてこの辺りから@長い下り坂区間が始まります。(07:01)


西武秩父線、高麗川沿いに進みます。


右側にはA道の駅 果樹公園 あしかくぼ(10:13)

更に進んで行きます。


やはり交通量は多い印象。
また、追い越し車線、登坂車線無く、センターラインも追い越し禁止。

そういえば、触れていませんでしたが、カーブはそれなりにありますが、良識あるスピードで走行していれば、それ程問題になる様なカーブでは無い印象です。



更に進んで行きます。


更に更に進んで行きます。信号は少な目ですが、無い訳では無いので注意。


最後は、埼玉県日高市にある埼玉県道15号川越日高線との交差点(久保交差点:信号あり)にて(G)ゴール。(38:40)


お疲れさまでした。
詳しくは動画をご覧下さい。
周辺のドライブコース
・経路:0〜10km圏内
No.366 美の山公園観光道路 / 埼玉県秩父市
No.368 定峰峠 埼玉県道11号熊谷小川秩父線 / 埼玉県比企郡小川町〜秩父郡横瀬町
No.370 林道 蓑山線 / 埼玉県秩父郡皆野町・秩父市
No.372 彩の国ふれあい牧場への道 / 埼玉県秩父郡皆野町〜東秩父村
・経路:10〜30km圏内
No.115 国道462号 十石峠街道 / 群馬県藤岡市〜多野郡上野村
No.117 志賀坂峠 国道299号 / 群馬県多野郡上野村〜埼玉県秩父郡小鹿野町
No.120 土坂峠 群馬県道・埼玉県道71号高崎神流秩父線 / 埼玉県秩父市〜群馬県多野郡神流町
No.123 間瀬峠 埼玉県道287号長瀞児玉線 / 埼玉県本庄市〜秩父郡長瀞町
No.124 埼玉県道284号下日野沢東門平吉田線 / 埼玉県秩父郡皆野町〜秩父市
・経路:30〜50km圏内
No.077 奥多摩周遊道路 / 東京都西多摩郡奥多摩町・檜原村
No.084 国道139号 / 東京都西多摩郡奥多摩町〜山梨県大月市
No.095 国道20号 大垂水峠 / 神奈川県相模原市緑区〜東京都八王子市
No.140 道志みち 国道413号 / 神奈川県相模原市〜山梨県南都留郡山中湖村
No.245 奥多摩湖 国道411号 / 東京都西多摩郡奥多摩町〜山梨県北都留郡丹波山村
周辺の立ち寄りスポット
道の駅ちちぶ
秩父市街地の中心部、国道140号沿いに位置する道の駅です。今回のルートのスタート地点からほど近く、旅の出発前に立ち寄るのに最適です。地元のお土産や特産品が豊富に揃っており、食事処では名物の秩父そばをはじめとした郷土料理を味わうことができます。週末や観光シーズンは混雑することもありますが、秩父観光の拠点として便利なスポットです。
秩父の道の駅
https://www.michinoeki-network.jp/
道の駅 果樹公園あしがくぼ
国道299号沿いに位置する、奥武蔵エリアの主要な道の駅です。秩父への旅の玄関口として多くのドライバーやライダーに親しまれています。地元産の新鮮な野菜や果物(特にイチゴやブドウ)、加工品、そして郷土料理を味わうことができます。休憩スペースも充実しており、ドライブの途中に立ち寄るのに最適なスポットです。
道の駅 果樹公園あしがくぼ
https://michinoeki-ashigakubo.com/
正丸峠(しょうまるとうげ)
奥武蔵を代表する峠道の一つです。国道299号のバイパスである正丸トンネルの前後から分岐する旧道エリアにあります。比較的タイトなカーブが続く本格的なワインディングロードですが、道幅が狭く、路面状態も良好とは言えない箇所が多いため、特に注意が必要です。近年発生した法面崩落により、現在一部区間で通行止めとなっています(令和7年10月31日まで(予定))。頂上付近には茶屋もあり、休憩しながら景色を楽しめます。かつては走り屋文化の舞台として有名でしたが、現在は安全運転を心がけるライダーやドライバーの拠点となっています。
巾着田(きんちゃくでん)
高麗川の蛇行によってできた、地形が巾着の形に似ている景勝地です。特に秋の曼珠沙華(彼岸花)の群生は有名で、シーズン中はあたり一面が鮮やかな赤色に染まります。春には菜の花、夏にはアジサイなど、四季折々の花が楽しめます。散策路も整備されており、のんびりと自然を満喫するのに最適です。
埼玉県日高市・曼珠沙華の里「巾着田」公式ホームページ
秩父そば
秩父地方は、昼夜の寒暖差が大きい気候と清らかな水に恵まれた、良質なそばの産地です。この地域で作られる「秩父そば」は、豊かな香りと強いコシが特徴です。石臼挽きならではの風味を活かした手打ちそばの名店が点在しており、ドライブの途中に立ち寄って、本場の味を堪能できます。
秩父そばの会
わらじかつ丼
秩父地方のB級グルメとして、地元民から観光客まで幅広く愛されている逸品です。草履(わらじ)のように大きなカツが2枚、ご飯の上に豪快に乗せられています。カツは薄切りで柔らかく、秘伝の甘辛い醤油ベースのタレが食欲をそそります。秩父市内の多くの食堂や飲食店で提供されています。

ムーミンバレーパーク
埼玉県飯能市にある、ムーミンの物語を主題としたテーマパークです。北欧の雰囲気を感じさせる落ち着いた空間が広がっており、アトラクションやショー、ムーミンキャラクターたちとのグリーティングが楽しめます。豊かな自然に囲まれた宮沢湖畔に位置し、ドライブの目的地としても、立ち寄りスポットとしても人気があります。
ムーミンバレーパーク
データ
関連ページ
- No.117 志賀坂峠 国道299号 / 群馬県多野郡上野村〜埼玉県秩父郡小鹿野町
- 長野県茅野市から群馬県多野郡上野村、埼玉県秩父市を通り入間市へと走る国道299号。 この国道299号の群馬県と埼玉県の県境には志賀坂峠があります。 今回はこの志賀坂峠を中心に、群馬県多野郡上野村にある『道の駅上野』から志賀坂峠を越え、埼玉県秩父郡小鹿野町にある埼玉県道37号皆野両神荒川線との交差点(黒海土バイパス前交差点)までの約31kmのドライブコースです。
- No.120 土坂峠 群馬県道・埼玉県道71号高崎神流秩父線 / 埼玉県秩父市〜群馬県多野郡神流町
- 群馬県高崎市から多野郡神流町を通り、埼玉県秩父市へと走る群馬県道・埼玉県道71号高崎神流秩父線。 この群馬県道・埼玉県道71号高崎神流秩父線の群馬県多野郡神流町と埼玉県秩父市の境には土坂峠があります。 今回はこの土坂峠(土坂トンネル)を中心に埼玉県秩父市にある埼玉県道37号皆野両神荒川線との交差点(宮戸交差点)から土坂峠を越え、群馬県多野郡神流町にある国道462号との交差点までの約16.5kmのドライブコースです。
- No.123 間瀬峠 埼玉県道287号長瀞児玉線 / 埼玉県本庄市〜秩父郡長瀞町
- 埼玉県秩父郡長瀞町と本庄市児玉町の境界付近にある間瀬峠。 この間瀬峠を通る埼玉県道287号長瀞児玉線。 今回はこの埼玉県道287号長瀞児玉線を間瀬峠を中心に埼玉県本荘市にある国道462号との交差点(児玉総合支所南入口交差点)から秩父郡長瀞町になる国道140号との交差点(射撃場入口交差点)までの約12.5kmのドライブコースです。
- No.124 埼玉県道284号下日野沢東門平吉田線 / 埼玉県秩父郡皆野町〜秩父市
- 埼玉県秩父郡皆野町と秩父市を結ぶ埼玉県道284号下日野沢東門平吉田線です。 今回はこの埼玉県道284号下日野沢東門平吉田線を秩父郡皆野町大字下日野沢にある埼玉県道44号秩父児玉線との交差点から秩父市にある埼玉県道37号皆野両神荒川線との交差点までの約14kmのドライブコースです。
- No.366 美の山公園観光道路 / 埼玉県秩父市
- 埼玉県秩父市と皆野町にまたがる蓑山(みのやま)の山頂に広がる美の山公園。 標高581.5mの山頂からは秩父盆地を一望でき、四季折々の花々が楽しめる絶景スポットです。 この公園へと続く道が、美の山公園観光道路です。 今回は、秩父市にある国道140号「美の山入口」交差点から山頂の公園まで、約5.5kmのドライブルートをご紹介します。 国道から観光道路に入ると、道はすぐにワインディングロードへと変わります。 道幅が狭く、タイトなカーブも続くため、注意が必要です。 鬱蒼とした森の中を進む道中は、木々の間から時折、秩父の景色が顔を覗かせます。 標高が上がるにつれて視界が開け、山頂に近づくにつれて高揚感が高まっていくのを感じられるでしょう。 山頂の美の山公園には3つの展望台があり、秩父市街や奥秩父の山々を一望できます。 日本夜景100選にも選ばれた美しい夜景は、星空とのコントラストがロマンチックな雰囲気を醸し出し、人気を集めています。 また、花の公園としても有名です。桜の名所「花の森」では、ソメイヨシノや緑色の桜「御衣黄」など約100種8,000本が咲き誇り、「関東の吉野山」とも称されます。6月下旬から7月上旬にかけては、4,000株が咲く「天空のあじさい」も楽しめます。 ハイキングコースで花々を楽しみながらの散策もおすすめです。 さらに、気象条件が揃えば、秩父盆地を覆う幻想的な雲海を眺めることもできます。 美の山公園観光道路は、走りの楽しさと、その先に待つ感動的な絶景が魅力のドライブルートです。
- No.368 定峰峠 埼玉県道11号熊谷小川秩父線 / 埼玉県比企郡小川町〜秩父郡横瀬町
- 埼玉県秩父市と東秩父村の境界に位置する定峰峠は、標高613mの峠道です。古くから秩父と東秩父を結ぶ交通の要衝であり、現在は埼玉県道11号熊谷小川秩父線の一部として、多くのドライバーやライダー、サイクリストに親しまれています。 特に、その名は人気漫画『頭文字D』に登場したことで一躍有名となり、今でも多くのファンが「聖地巡礼」に訪れる場所として知られています。 今回のドライブコースは、埼玉県比企郡小川町にある国道254号との交差点(相生町交差点)を起点に、定峰峠を越えて埼玉県秩父郡横瀬町にある国道299号との交差点(坂氷交差点)までの約33.5kmの道のりです。 コース序盤は、平坦で走りやすい道が続きます。周囲にはのどかな集落や畑が広がり、ゆったりとしたペースで景色を楽しむことができます。 やがて道は山間部へと入り、いよいよ定峰峠の本格的な峠道へと差し掛かります。ここからは道幅が狭くなり、見通しの悪いタイトなカーブが連続します。 道中には、漫画作中にも登場した『定峰峠の鬼うどん』があります。お店はカーブの途中にあり、周辺は特に道幅が狭く見通しが悪いため、アクセスには十分な注意が必要です。 人気の峠ということもあり、ロードバイクに乗ったサイクリストや、バイク、車で走る人々の往来が非常に多いため、対向車や後方からの車両には特に注意が必要です。安全運転を心がけ、無理な追い越しは避けるようにしましょう。 峠の頂上には『峠の茶屋』があり、休憩スポットとして人気です。 峠を越えても、暫くは道幅の狭い下り坂と見通しの悪いカーブが続きます。 その後、徐々に道は再び走りやすい道へと変化していきます。 定峰峠は、都心からも比較的アクセスしやすいにもかかわらず、一歩足を踏み入れれば山深く、豊かな自然に囲まれた道です。カーブが続く走り応えのある道は、運転の楽しさを存分に味わうことができます。そして、道中、木漏れ日が降り注ぐ深い森の中を進む体験は、あなたをより深く、秩父の奥へと誘う入り口となるでしょう。
- No.370 林道 蓑山線 / 埼玉県秩父郡皆野町・秩父市
- 埼玉県秩父市と秩父郡皆野町にまたがる蓑山(みのやま)は、山頂に美の山公園を擁する、秩父を代表する景勝地です。その山頂へと向かう、もしくは山頂から下る林道蓑山線は、景色が美しいドライブルートです。 今回は、この林道蓑山線の魅力を、美の山公園から国道140号の皆野町役場入口交差点までの約7kmの道のりを通してご紹介します。 林道蓑山線の魅力は、その道中から見られる景色の美しさにあります。全線がしっかりと舗装された道は、木々に囲まれている区間が多いですが、時折視界が開け、秩父の雄大な山々を望むことができます。 また、この道は「関東の吉野山」とも称される美の山へと向かう道だけあって、沿道には多くの桜の木が植えられており、春には見事な桜並木が、ドライバーやライダー、サイクリストを迎えてくれます。 比較的整備された林道ですが、道幅が狭い場所や、見通しの悪い急なカーブが続く区間があります。対向車や自転車、バイクとすれ違う際は、十分注意して走行しましょう。 普段の喧騒から離れ、雄大な自然と出会える林道蓑山線。その道の先に待つ絶景は、きっとあなたの心を癒してくれるでしょう。
- No.372 彩の国ふれあい牧場への道 / 埼玉県秩父郡皆野町〜東秩父村
- 埼玉県の皆野町と東秩父村にまたがる標高約500mのなだらかな高原にある彩の国ふれあい牧場(秩父高原牧場)は、ヤギやウサギと触れ合えるだけでなく、雄大な景色を一望できることで知られる、埼玉県を代表する観光牧場です。 今回は、皆野町にある埼玉県道82号長瀞玉淀自然公園線との交差点から、農道 三沢秩父高原牧場線、そして埼玉県道361号三沢坂本線を経て牧場へと至る、約4kmのドライブルートをご紹介します。 このルートは、牧場までの道のり自体が魅力にあふれています。 スタートから牧場へと向かう農道は、1.5車線ほどの道幅で、木々に囲まれた急な勾配とカーブが連続します。走り応えのある山道といった雰囲気ですが、視界が開けた先に待つ景色への期待感が高まります。 道はそのまま牧場の敷地内に入り、雰囲気が一変します。見晴らしの良い牧草地の中を進むようになり、秩父の山々に囲まれた雄大な牧草地が広がります。この道の最大のハイライトは、牧場の広大な牧草地の斜面に咲き誇るポピーです。毎年5月中旬から6月上旬にかけて、約1,500万本ものポピーが辺り一面を鮮やかに染め上げ、「天空のポピー」として多くの人々を魅了します。 牧場をさらに進み埼玉県道361号三沢坂本線に入ると、尾根沿いを走る見晴らしの良い道へ。眼下には秩父の山々が広がり、心地よい風が吹き抜ける、最高のドライブスポットです。 道中、特に牧場に近づくにつれてカーブが厳しくなります。見晴らしが良くても速度を出しすぎないよう注意が必要です。また、「天空のポピー」の時期は周辺道路が大変混雑するため、時間に余裕をもって計画することをおすすめします。 心地よい風が吹き抜ける高原の道。急勾配の先に広がる秩父の景色と、可憐なポピーが織りなす感動を、心ゆくまで満喫できるドライブルートです。
