大仁広域農道:里を抜け、峠を越えて。奥出雲の懐へ向かって、心静かに走る道。

目次

概要


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奥出雲の静寂を縫う:大仁広域農道、里山と峠が織りなす「静のワインディング」


大仁広域農道の概要
大仁(おおに)広域農道は、島根県東部の山間部を南北に貫く快走路です。その名称は、起終点である旧大東町(現・雲南市)と旧仁多町(現・奥出雲町)の頭文字から取られました。
今回は、雲南市大東町にある島根県道53号大東東出雲線との交差点を起点とし、仁多郡奥出雲町にある島根県道107号横田伯南線(および重複する島根県道258号草野横田線)との交差点に至る、約28kmのドライブルートを解説します。この道は、奥出雲の深い自然の中、点在する集落と山々を繋ぐように整備されており、全線を通して信号が極めて少なく、ストレスのない走行が可能です。

里山の原風景と峠越えが繰り返される道
このルートの景色は、まさに日本の原風景を思わせる豊かな里山の自然に彩られています。全線が二車線道路として確保されていますが、開通から年月を重ねているため、舗装の状態だけでなく、ガードレールや標識にもどこか懐かしい旧道のような趣が漂っています。道中の構成は独特で、静かな集落を抜けるとすぐに深い緑に包まれた山越えが始まり、峠を下るとまた次の集落が現れるという、里と山を交互に繰り返すリズムが続きます。
山越えの区間は広域農道らしい設計で比較的走りやすいものの、場所によっては鋭いカーブや急勾配が連続するポイントもあり、こうした地形の変化こそが運転を純粋に楽しませてくれます。山間を縫うように走るため、パッと視界が開けるような眺望ポイントこそ限られてはいますが、木漏れ日の中を駆け抜け、季節ごとに表情を変える森の空気を感じる時間は、この道ならではの醍醐味です。交通量は非常に少なく、自分だけのペースでじっくりと道に向き合える贅沢な環境が整っています。

走り終えて感じる、奥出雲の懐に抱かれる旅の余韻
大仁広域農道には、派手な観光施設や展望台はありません。しかし、そこには島根の里山が持つ静謐さをありのままに感じさせてくれる、実直な旅路があります。
森の香りを楽しみながらワインディングを堪能できるこのルートは、ドライブやツーリングにとって貴重な聖地です。また、連続するアップダウンは、自分を試したいサイクリングユーザーにとっても挑戦しがいのあるコースとなるでしょう。華やかな観光地を急いで巡るのではなく、自分の鼓動に耳を澄ませて、ただひたすらに走り続ける。そんな「移動そのものの愉しみ」を求める方に、この奥出雲へと続く静寂の路をぜひ体感していただきたいです。


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動画と感想

・通常視点(撮影:2024.04)

 

 

島根県東部を南北に走る大仁広域農道です。
山間の集落と集落を結ぶ様な道で、それぞれの間にある山々を越えて行く、面白い道。
道幅は片側一車線の道ですが、最初から最後まで道幅が変わらない為、とても走りやすい道でした。
集落を抜ける道は長閑で絵になる様な風景。そして山道に入るとこれまでの農道とは違い、結構な勾配とカーブの続く道で楽しく走る事が出来ました。
一部の山間部では山岳道路の雰囲気もあり、とても良かったです。が、もう少し眺望も良ければ管理人お勧めコースでした。

 

あと、農道にありがちな交差点での優先度による一時停止が無く(信号はあり)、また途中で飛び地や県道等との共用部分がない為、右左折が無く、最初から最後まで走れるのも良かったです。
あとあと、これだけ走りやすい道にも関わらず、交通量が少ないのも良いですね。

 

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コース紹介




※YouTubeのチャプター機能を利用し、動画と本ページのコース紹介を連動させています。
番号が振ってあるコース案内、注意点などを動画で確認しやすくなる様にしてみました。


まだ大仁広域農道に入っていませんが、長閑な風景が素敵ですね。


(S)スタートは島根県雲南市にある島根県道53号大東東出雲線との交差点(信号なし)から(01:46)
奥出雲方面へ


片側一車線の道を進んで行きます。


この辺りは山間の集落を進んで行きます。


更に進むと、完全に山の中へ


更に進んで行くと@急勾配・急カーブ区間へ(05:54)
急とは言っても、程良く、適度に急と言った印象。
道幅が安定しているので走りやすいです。


登りきった様で、この先は下り坂に。
先程と違い、急カーブと言える様なカーブは無いですが、その為スピードが出やすい印象。


降って行くと、集落へ。


っと思っていましたが、直ぐに山道へ。
先程とはあまり変わらない印象ですが、少々圧迫感がある様な。。。


同じ様に山越えをしていきます。
先程に比べてやや穏やかな印象ですが、A急勾配・急カーブ区間注意。(10:33)


山を越えると集落へ。
集落⇒山越え⇒集落⇒山越え・・・みたいな感じになってるようですね。


そして直ぐに山の中へ。
って、最初から急勾配ですね。
ここからもB急勾配・急カーブ区間注意。(14:49)


先程から思っていたのですが、なんか。。。山岳道路っぽい印象。
まぁ定義とか分かりませんし、それ程標高が高い訳では無いと思いますが、それでもなんか標高の高い山を走っているって感じがするのは気のせいでしょうか?
カーブの途中で見晴らしの良い場所があったらもう最高なんですけどね。


降る途中には棚田。


更に進むと比較的平らな場所に田園。


朝霧でしょうか?早朝のドライブはやっぱ良いですよね。
ん?そこまで早朝ではないな。。。


再び山道へ。
カーブはそれ程でもありませんが、勾配は厳しい印象。


ですが、降り側になると一転して厳しいカーブの続く道へ。C急勾配・急カーブ区間注意。(32:07)


更に降って行くと、集落へ。


最後は島根県仁多郡奥出雲町にある島根県道・鳥取県道107号横田伯南線(島根県道258号草野横田線)との交差点(信号なし)にて(G)ゴール。(35:33)


お疲れさまでした。
詳しくは動画をご覧下さい。

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周辺のドライブコース

周辺の立ち寄りスポット

 

山王寺(さんのうじ)の棚田
雲南市大東町の山間に広がる山王寺の棚田は、「日本の棚田百選」にも選ばれた、まさに日本の原風景と言える絶景スポットです。標高約300メートルに位置し、山の斜面に沿って約200枚もの田が幾重にも重なる姿は圧巻。大仁広域農道の起点からほど近く、里山の静かな空気感の中で、受け継がれてきた農村の営みと四季折々の彩りを感じることができます。

 

奥出雲たたらと刀剣館
奥出雲を象徴する歴史文化である「たたら製鉄」を深く知ることができるのが奥出雲たたらと刀剣館です。かつて日本刀の原料となる「玉鋼(たまはがね)」を生み出してきた独自の製鉄技法を、等身大の模型や貴重な資料で解説しています。現代にも受け継がれる職人の技や、奥出雲の山々が育んできた歴史の重みを感じることができ、静かな山道を走り抜けてきた旅に知的な深みを添えてくれます。

 

道の駅 酒蔵奥出雲交流館
ルートの終点近くに位置する酒蔵奥出雲交流館は、地酒「奥出雲」の蔵元が運営する全国でも珍しい道の駅です。施設内では実際に酒造りの工程を見学できるほか、仕込み水(延命水)を汲むこともでき、奥出雲の豊かな水の恩恵を感じられます。地酒はもちろん、地元の農産物や加工品も豊富に揃っており、旅の締めくくりのお土産探しに最適な拠点です。

 

美肌を育む湯:奥出雲の温泉郷(亀嵩・佐白・斐乃上)
奥出雲は、島根県が誇る「美肌の湯」を心ゆくまで堪能できるエリアです。特に佐白温泉 長者の湯や亀嵩温泉 玉峰閣、そして「日本三大美肌の湯」の一つに数えられる斐乃上(ひのかみ)温泉などが近接しています。これらの温泉は、トロトロとした肌触りが特徴のアルカリ性泉質で、天然の石鹸のような働きをすると言われています。ドライブやツーリングで疲れた体を芯から癒やし、肌をしっとりと整えてくれる、贅沢な湯めぐりが楽しめます。

 

郷土の味:奥出雲そば
奥出雲を訪れたら絶対に外せないのが、伝統の「奥出雲そば」です。玄そば(そばの実)を殻ごと挽く「挽きぐるみ」の製法が特徴で、色が濃く、香りとコシが非常に強いのが自慢。松本清張の小説『砂の器』の舞台としても有名な亀嵩駅のホームで味わえる「亀嵩そば」をはじめ、町内にはこだわりの名店が点在しています。野趣あふれる力強いそばの味わいは、まさにこの土地の風土そのものを食べているような贅沢な体験となるはずです。

 

うんなん旅ネット

https://www.unnan-kankou.jp/

 

奥出雲町公式観光ガイド

https://okuizumo.org/jp/

 

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データ


通過市町村
・島根県
  雲南市
  仁多郡
   奥出雲町

 

通過道路
・大仁広域農道

 

重複道路

 

撮影
・2024.04

 

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関連ページ

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