大佐渡スカイライン:大佐渡山地を走るコース

概要

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新潟県の西部、日本海に浮かぶ一周は約280kmの佐渡島
この佐渡島の北部にある大佐渡山地新潟県道463号白雲台乙和池相川線(通称:大佐渡スカイライン)が通っています。
今回はこの大佐渡スカイラインを少し手前の新潟県佐渡市相川にある新潟県道31号相川佐和田線新潟県道45号佐渡一周線との交差点から新潟県道31号相川佐和田線を進み、大佐渡スカイラインへ。そして大佐渡山地を走り、同じく佐渡市金井新保にある国道350号との交差点(スカイライン入口交差点)までの約26kmのドライブコースです。

動画と感想

・通常視点(撮影:2023.09)

 

佐渡島大佐渡山地を走る大佐渡スカイラインです。
途中には学校の授業でも登場した史跡 佐渡金山があります。
大佐渡山地を走る区間は尾根沿いに走っているのですが、開けた場所が少ないのが残念。開けた場所があれば素晴らしい眺望を楽しめそうなのですが。
途中にある交流センター 白雲台から降って行く道は目の前が開けており、加茂湖や両津港・日本海が見渡せる素晴らしい景色。なのですが、路面がコンクリート路面となっており、殆どの場所で路面上に滑り止めの加工(Oリング等)がされている為、なかなかの衝撃と音が車内に響き渡ります。
また前回紹介したドンデン線・新潟県道81号佐渡縦貫線同様に坂道はかなりの勾配・カーブなので注意が必要。

 

コース紹介


(S)スタートは新潟県佐渡市相川にある新潟県道31号相川佐和田線新潟県道45号佐渡一周線との交差点(信号なし)から
両津港・大佐渡スカイライン・佐渡金山方面へ


この道はまだ大佐渡スカイラインではなく、新潟県道31号相川佐和田線になります。


@急カーブはあるものの片側一車線の走りやすい道。


少し進むとA交差点1(信号なし)が現れます。
大佐渡スカイライン・佐渡金山方面へ左折。
ちなみに私は手前の施設の入口を交差点と間違えました。(汗)


交差点を曲がると道幅が狭くなり、民家が建ち並ぶ場所へB歩行者注意


センターラインが復活して直ぐに現れるC交差点2(信号なし)
佐渡金山方面へ直進。
ここで新潟県道31号相川佐和田線とお別れ。これからは新潟県道463号白雲台乙和池相川線(通称:大佐渡スカイライン)になります。


やや道幅の狭い場所を進みます。
所で先程から右側の山肌?にあるトンネルの様な物は何でしょうか?やはり金山に関連した物でしょうか?


佐渡金山の看板。
更に進むと建造物が現れます。金山関係の建物でしょうか?


そしてD急カーブを抜けると右側に佐渡金山の入口。


そこから先は山間を走る快速路!!
やっほ〜♪


。。。え?通行止め???


はい。某自動車メーカーってかスバルの新車試乗会が行われており、通行止めだそうです。
まぁ、1時間以上待てば解除されるみたいですが!!!!!!!!
発表前の車だし、一般には見せたくないのは分かりますが、ここでやらなくても。。。
しかし、自動車ジャーナリストの方々も佐渡島に来られて試乗されて居ますが、悪天候でフェリーが欠航して帰れないとかなったらどうするのでしょうか?
結構忙しそうですよ。ジャーナリストの方々。

はい。一時間強経ちました。
先程の佐渡金山の受付脇の駐車場で時間を潰しました。
トイレも自動販売機もあったので良かったです。


気を取り直して。。。あれ。意外と道幅狭いです。


ここから本格的に山道になりますが、結構な勾配とカーブの続く道に。E急勾配・急カーブ区間
道幅に余裕がある為、ドンデン線・新潟県道81号佐渡縦貫線程、きつくは無い印象。


センターラインがあったり無かったり。
それにしても9/1に走りましたが、路面に枯れ葉が沢山落ちていました。
去年の落ち葉でしょうか?これはあまり整備されていない?交通量も少ないからでしょうか?


ほんのチョットだけ開けた場所。


もう少し整備したら景色の良い場所が結構ありそうですね。残念。


大平高原辺りでしょうか?
この辺りも確り整備したら気持ちの良い道になりそうなのですね。


カーブを抜けるとそこには。。。


猛禽類!!トキではありませんでしたが、眼福。眼福。
それにしても近くまで飛び立たなかったし、近くを飛んでくれましたが、路上で何をしていたのでしょうか?


更に進むと現れるF大佐渡スカイライン展望台
車上からでは眺望は見えませんね。


っと言う事でグーグル先生お願いします。

道も整備すればこの様な眺望が眺められる場所あると思うのですが。。。

今度はカラスかい!?
これ。めっちゃ追いかけられてませんか?威嚇されてる!?


おぉ絶対整備したら景色良いと思う。


『ブレーキテスト』
降りに入りました。


この辺りも惜しいですね。


はい。交流センター 白雲台の駐車場にスバルの車。
カバーしてあるのが、新車でしょうね。ってかこのページ公開時点で既に販売しています。⇒レヴォーグ レイバック


しれーっと駐車場に入っちゃおうかと思いましたが、社員と思われる人が完全にロックオンしているので、怖いのでそのまま通り過ぎました。
何気にナンバープレートの付いていない車が映っていますね。まぁ販売開始済みですから大丈夫でしょう(汗)


そんな交流センター 白雲台脇からの眺め。
目の前には加茂湖。両津港。そして日本海。


いや〜降って行く道の景色は良いのですが、如何せんG急勾配・急カーブ区間
そしてコンクリート舗装の滑り止め加工付き。
最近の車。レヴォーグ レイバックとかなら、この様なガタガタ道も滑らかに走れるのでしょうか?


いや〜コンクリート舗装の滑り止め付き。長すぎますって!!


ハイ終了。


アスファルト舗装助かる。
そして急勾配・急カーブ区間も終了。


人の生活を感じる場所へ。
空が夕方っぽくなってますね。あまり日が傾くまでドライブ(撮影)はしないのですが、折角の佐渡ですし。


そして最後は新潟県佐渡市金井新保にある国道350号との交差点(スカイライン入口交差点:信号あり)にて(G)ゴール


お疲れさまでした。
詳しくは動画をご覧下さい。

周辺のドライブコース


・経路:0〜10km圏内
No.277 ドンデン線・新潟県道81号佐渡縦貫線 / 新潟県佐渡市
No.279 佐渡広域農道・一般農道 田野沢線 / 新潟県佐渡市
・経路:10〜30km圏内
・経路:30〜50km圏内

 

データ

通過市町村
・新潟県
 佐渡市

 

通過道路
・新潟県道463号白雲台乙和池相川線(大佐渡スカイライン)
・新潟県道31号相川佐和田線

 

重複道路

 

撮影
・2023.09

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No.375 枝折峠・奥只見樹海ライン 国道352号 / 新潟県魚沼市
国道352号・樹海ラインは、新潟県魚沼市と福島県檜枝岐村を結ぶ、険しさと絶景で知られる秘境ルートです。その大部分は穏やかな道ですが、山岳区間は「奥只見の樹海ライン」と呼ばれ、多くのドライバーやライダーを惹きつけています。この道は、奥只見の深いブナの原生林を貫き、やがて日本屈指の人造湖である奥只見湖の湖岸を縫うように走ります。険しい山岳区間であり、例年11月上旬から翌年6月下旬にかけては冬期閉鎖となる、通行期間が限られた道です。 今回は、樹海ラインの魅力を凝縮した約31kmのルートを紹介します。新潟県魚沼市内の国道17号(井口新田交差点)をスタートし、枝折峠を越え、銀山平にある銀山平温泉白銀の湯をゴールとします。 スタート地点からしばらくは快適な道が続きますが、大湯温泉を越えた辺りから道は一変し、奥只見の秘境へと誘う険しいワインディングロードへと姿を変えます。山深くなるにつれ、道幅は狭くなり、見通しの悪いカーブが連続します。車同士のすれ違いが非常に困難な場所も多く、緊張感を強いられます。 しかし、標高を上げるにつれ、道の険しさとは裏腹に、谷側へ視界が一気に開けていきます。眼下に広がる山々の景色に、これまでの疲れは吹き飛ぶでしょう。 樹海ラインの最高地点、標高1,065mの枝折峠に到着すると、その過酷な道のりにも関わらず、多くの車が駐車していることに驚かされます。ここ枝折峠は、早朝にしか出会えない「滝雲(たきぐも)」と呼ばれる日本屈指の絶景スポット。雲海がまるで滝のように流れ落ちる様は、まさに幻想的です。また、秋には峠一帯が山全体が燃え上がるような、息をのむ圧巻の紅葉に染まります。 枝折峠を下った先に、銀山平温泉白銀の湯が待っています。施設は国道352号から分岐し、500mほど進んだ先にあります。越後駒ヶ岳、荒沢岳、平ヶ岳という三方の巨峰に囲まれたその立地は、まさに格別な雰囲気です。施設周辺には、素朴で静かな温泉宿や温かみのあるログハウスが点在し、豊かな自然に抱かれた非日常の癒しを提供してくれます。特に秋には、温泉と紅葉が織りなす素晴らしい景観を楽しむことができます。 この樹海ラインは、その絶景と引き換えに、非常に難易度の高い道路です。大湯温泉より先は、道幅が狭くカーブが多く見通しも悪いため、慎重な運転が求められます。また、この区間は例年11月上旬から翌年6月下旬まで冬期閉鎖となります。さらに、豪雨などの自然災害により予告なく通行止めとなることがありますので、出発前には必ず最新の交通情報をご確認ください。 この道は、険しい道の先に、ブナの原生林がもたらす奥只見の自然美、枝折峠で出会う滝雲と山々を彩る紅葉の奇跡、そして銀山平温泉白銀の湯の心温まる癒しという、奥只見の真の豊かさを教えてくれるでしょう。この奥只見ドライブは、ただ走るだけではない、忘れられない冒険となるはずです。
No.377 奥只見湖・樹海ライン 国道352号 / 新潟県魚沼市

【難路が誘う絶景】奥只見湖畔の樹海ライン:挑戦者だけが味わえる冒険ドライブ

深い森と険しい道が織りなす、秘境の絶景ルートへ。国道352号のうち、新潟県魚沼市と福島県南会津郡檜枝岐村を結ぶ山岳区間は、「奥只見樹海ライン」と呼ばれています。深い山々を縫うように進むこの道は、日本有数の規模を誇る人造湖「奥只見湖」の湖畔や、ブナの原生林の中を通り抜けます。紅葉や新緑の時期には息をのむような絶景が広がりますが、冬季は閉鎖される上、通年でも難易度の高い道として、多くのドライバー、ライダー、サイクリストを魅了しています。 日本屈指の人造湖「奥只見湖」 今回のルートの主役である奥只見湖は、深い谷を堰き止めて造られた人造湖ならではの、湖面から切り立つような急峻な山肌が特徴です。深い山々に囲まれ、湖面に映る豊かな自然が織りなす景観は、四季折々に異なる表情を見せます。特に紅葉シーズンには、湖畔の山々が色鮮やかに染まり、湖とのコントラストが圧巻の美しさです。 湖畔を巡る冒険ドライブ:銀山平から県境・尾瀬口船着場へ 銀山平温泉をスタート地点とし、奥只見湖畔の道を進み、福島県との県境に近い尾瀬口船着場までを往く、約30kmのルートを紹介します。 スタート地点の銀山平からしばらくは、比較的走りやすい道が続きますが、奥只見湖遊覧船の銀山平船着場を過ぎたあたりから、道の様相は一変します。深くえぐられた谷底の湖に、そのまま落ち込むような山肌が迫り、大自然の懐深くへ誘われます。道幅は極端に狭く、酷道の愛称に違わぬ見通しの悪いカーブが連続する難路ですが、この険しさに反して、紅葉の時期には山一面が赤く染まり、息をのむほどの絶景が眼前に広がります。 道中、湖へと流れ込むいくつもの沢が、路面を横切る「洗い越し」を越えることになります。水しぶきを上げながら進むこのスリリングな体験こそが、この道でしか味わえない、まさに樹海ラインの醍醐味です。 走行の注意点 このルートは、道幅が狭く、カーブや洗い越しも多いため、安全運転を第一に考え、スピードは控えめに走行してください。対向車や落石にも十分注意が必要です。特に洗い越し付近にはガードレール等が無い場所も多く、路面にくぼみもあるため、二輪車や車高の低い車は、細心の注意を払って走行しましょう。また、この区間は冬季閉鎖(例年11月上旬〜翌年6月下旬)の期間が長く、豪雨などの自然災害により予告なく通行止めとなることがあります。安全なドライブのために、出発前には必ず最新の交通情報をご確認ください。 奥只見がもたらす、真の豊かさ この道は、ただの移動手段ではありません。険しい道と向き合い、洗い越しを越え、たどり着いた者だけが味わえる達成感は格別です。この奥只見での冒険は、あなたの心に深く刻まれ、忘れられない感動を運んでくれるでしょう。

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