目次
今回の国道169号は4部構成になっています。
合わせてご覧下さい。
・新宮〜北山区間
⇒No.394 国道169号(新宮〜北山区間)/ 和歌山県新宮市〜東牟婁郡北山村
・北山〜上北山区間
⇒No.397 国道169号(北山〜上北山区間) / 和歌山県東牟婁郡北山村〜奈良県吉野郡上北山村
・上北山〜川上区間
⇒No.400 国道169号(上北山〜川上区間) / 奈良県吉野郡上北山村〜川上村
・川上〜大淀区間
今ここ⇒No.402 国道169号(川上〜大淀区間) / 奈良県吉野郡川上村〜大淀町
概要

山に抱かれ、吉野川とともに、吉野の里へと移ろう道程
国道169号(川上〜大淀区間)は、奈良県吉野郡川上村の「道の駅 杉の湯川上」から大淀町の「道の駅 吉野路大淀iセンター」までを結ぶ、約22.5kmのドライブルートです。
吉野川に沿って山間部から里へと下っていくこの区間は、ダム湖と山々に囲まれた風景から、集落や町並みへと徐々に表情を変えていくのが特徴です。カーブの続く走りやすいワインディングと、生活の気配が近づいてくる沿道風景の変化が印象的で、紀伊半島を縦断する国道169号の中でも、“山から里へ”の移ろいを感じやすい区間となっています。
紀伊半島を貫く国道169号。人の息吹を感じる吉野の里
国道169号は、奈良市から和歌山県新宮市へと至る、紀伊半島中央部を南北に貫く主要路線です。
古くから吉野林業や熊野方面への往来を支えてきた歴史を持ち、現在も山間部と平野部を結ぶ重要な生活道路として機能しています。近年はトンネルや橋梁の整備により走行環境が改善され、山岳路でありながら安定した移動が可能な路線となっています。
今回の川上村から大淀町に至る約22.5kmの区間は、その中でも「山から里へ」と景観が段階的に変化していくのが特徴です。
起点付近ではダム湖と山々に囲まれたスケール感のある風景が広がり、進むにつれて集落や町並みが現れ、やがて交通量のある生活道路へと性格を変えていきます。
全体としては片側一車線の走りやすい区間が中心で、カーブは多いものの極端に狭い山道は少なめです。後半にかけては道幅がややタイトになる場面や市街地的な区間もあり、流れに応じた走行が求められます。
吉野川を道しるべに、山から里へと移ろう旅路
起点の「道の駅 杉の湯川上」を出発すると、道はおおたき龍神湖と吉野川に沿いながら進み、山々に囲まれた開放感のある景色の中を走っていきます。水と緑に包まれた穏やかな景観が続き、この区間の印象的な導入となります。
道はカーブを繰り返しながらも線形は比較的素直で、全体として一定のリズムで走りやすい構成です。極端にタイトな区間は少なく、ドライブやツーリング、サイクリングいずれでも流れを保ちやすい区間が続きます。
進むにつれて沿道には民家が見られるようになり、風景は徐々に人の暮らしが近いものへと変わっていきます。場所によっては道路と建物の距離が近くなる区間もあり、山間部とは異なる落ち着いた走行が求められます。
吉野川に架かる宮滝大橋を越えると、その傾向はさらに強まり、家屋がまとまって見られる区間へと移ります。交通の流れもやや増え、周囲の環境に合わせた走行が中心となっていきます。
吉野町中心部にかけては、左手に吉野川、右手に民家や商店が連なる市街地的な景観へと変化します。建物が途切れず続く区間もあり、これまでの山間ルートとは異なる雰囲気の中を進みます。近鉄吉野線が現れる場面もあり、周囲の空気はより街へと近づいていきます。
その後は吉野川から離れ、緩やかな起伏のある区間を経て、芦原南交差点付近からは片側二車線の道路へと変化します。視界が開けた走りやすい区間を進むと、まもなく「道の駅 吉野路大淀iセンター」に到着し、ルートは終点を迎えます。
吉野の地に辿り着き、心に残る旅の記憶
ダム湖と山々に囲まれた静かな風景から始まり、吉野川に沿って進むにつれて人の暮らしが近づき、やがて町の空気へとつながっていく。
この区間は、そんな景色と空気の移ろいをゆるやかに辿っていくルートです。
走りやすいリズムの中に、周囲に配慮しながら進む場面が織り交ざり、道の表情も少しずつ変わっていきます。派手な展望が続くわけではありませんが、その分、流れの中で感じる変化が印象として残ります。
紀伊半島を縦断する国道169号の中でも、山から里へと移り変わる過程を落ち着いて味わえる区間です。
ドライブはもちろん、ツーリングやサイクリングで、この道の変化をじっくりと辿りながら走ってみてはいかがでしょうか。
動画と感想
・通常視点(撮影:2025.04)
動画準備中
国道169号の内、奈良県吉野郡川上村から大淀町までの区間になります。
これまで辿ってきた国道169号の区間に比べ、街中を走る区間となっています。
周辺には桜や世界遺産で有名な吉野山があり、ドライブ以外でも訪れたい場所です。
当然、沿道には建物も多く、昔ながらの道の為、道幅や歩道が狭かったり、整備されていない場所が多く、歩行者への注意が必要。
また交通量も多く、これまでの山間部を走るルートに比べ、周囲への配慮がより一層必要となる印象。
コース紹介
※YouTubeのチャプター機能を利用し、動画と本ページのコース紹介を連動させています。
番号が振ってあるコース案内、注意点などを動画で確認しやすくなる様にしてみました。
(S)スタートは、奈良県吉野郡川上村にある「道の駅 杉の湯川上」から(01:39)
国道169号を奈良・樫原方面へ



おおたき龍神湖の湖畔に沿って進みます。
時間帯なのか、奈良中心へと近づいたからなのか、これまでの道中に比べ交通量は多くなった印象です。
特にツーリングを楽しむバイカーが多くなってきました。



更に進みます。
カーブはありますが、比較的穏やかな印象。
また沿道には民家もよく見かける様になってきました。


更に進んで行くと、急カーブが現れます。
そしてカーブ前後は民家や商店が建ち並ぶ、やや狭い道。
歩道も無く、路肩も狭いので@急カーブ・歩行者注意区間(06:15)




山に囲まれた道を進みます。


この辺りも沿道に民家が多く、道幅も窮屈、更に歩道も整備されていない場所もありA歩行者注意区間(12:45)


更に進んで行きます。
画像では伝わりづらいかも知れませんが、ツーリングを楽しむ人がとても多い印象ですね。


特に地図に載せていませんが、時折民家と道路の距離が近い場所が点在するので注意して下さい。


風景が変わりましたね。
左には吉野川。右には住宅や商店が建ち並ぶ場所になりました。
右側ですが、歩道が全てに整備されている訳では無いようです。
こちらも歩行者には注意ですね。B歩行者注意区間(17:26)



近鉄吉野線と吉野大橋。
つまり左側。吉野川の向こう側には吉野山って事ですね。
時間があったらゆっくりと回ってみたいですね。


近鉄吉野線が走っていました。
ちょっとタイミングが遅かったですね。



吉野川と別れ、今度は近鉄吉野線と並んで進みます。

まだまだ、沿道の建物との距離が近く、道幅も窮屈な印象の道が続きます。


一旦は建物が並ぶ界隈を抜けたのですが、再び窮屈な場所へ。
こちらも歩行者には注意ですね。C歩行者注意区間(25:05)




そして国道370号との交差点、D土田交差点(信号あり)が現れます(26:18)
奈良・橿原方面へ右折。
なお、C歩行者注意区間はこの交差点まで続きます。


交差点を折れると沿道には商店などが建ち並ぶ場所へ。
一応、歩道はある様ですが、歩行者には注意。また車両の出入りも多そうです。D歩行者等注意(26:52)


やや窮屈な印象の道を進んで行きます。


暫く進むと、奈良県道222号今木出口線との交差点が現れ、この交差点を過ぎると片側二車線の道へ。
なお、今回のゴール「道の駅 吉野路大淀iセンター」は道の右側にあるので、右車線に入っておいた方が良いです。



最後は、奈良県吉野郡大淀町にある「道の駅 吉野路大淀iセンター」にて(G)ゴール。(30:59)




お疲れさまでした。
詳しくは動画をご覧下さい。
周辺のドライブコース
・経路:0〜10km圏内
No.400 国道169号(上北山〜川上区間) / 奈良県吉野郡上北山村〜川上村
・経路:10〜30km圏内
・経路:30〜50km圏内
No.191 香落渓 三重県道・奈良県道81号名張曽爾線 / 三重県名張市〜奈良県宇陀郡曽爾村
No.192 みつえ高原牧場・曽爾高原 / 奈良県宇陀郡御杖村〜曽爾村
No.193 農免農道 曽爾御杖地区 / 奈良県宇陀郡曽爾村〜御杖村
No.194 国道368号・国道422号 / 奈良県宇陀郡御杖村〜三重県名張市
No.397 国道169号(北山〜上北山区間) / 和歌山県東牟婁郡北山村〜奈良県吉野郡上北山村
周辺の立ち寄りスポット
国道169号(川上?大淀区間)沿いには、道の駅をはじめ、温泉施設や地域の特産、そして吉野山の歴史的景観など、この地域ならではの立ち寄り要素が点在しています。
走ることを主としながらも、要所で触れることで、この道の持つ奥行きや土地の魅力をより深く感じられるでしょう。
-道の駅・休憩スポット-
・道の駅 杉の湯川上
国道169号沿いにある川上村の道の駅。特産品コーナー 「山幸彦のおみやげ屋」 では、柿の葉寿司をはじめ、火打ち餅、かきもち、きりこ、手作りこんにゃくなど、吉野・川上エリアの伝統的な加工品や土産物を扱っています。
売店の隣には軽食がとれる麺コーナーがあり、「ホテル杉の湯」の料理人が作るダシを使った「うどん」や「そば」などを提供しています。
隣接する駐車場では、季節や週末を中心に地元の野菜や加工品などが並ぶ「ふるさと市場」が開催されることもあり、地域の暮らしに触れられる場となっています。
また、施設に隣接して 湯盛温泉ホテル杉の湯 があり、宿泊と温泉を兼ね備えた滞在型の利用も可能です。日帰り入浴も受け付けているため、ドライブやツーリングの途中で温泉に立ち寄り、疲れを癒すこともできます。
・道の駅 吉野路大淀iセンター
奈良県吉野郡大淀町に位置する道の駅で、吉野エリアの観光案内と地域物産を扱う拠点施設。館内には観光情報コーナーが設けられており、吉野山をはじめとした周辺エリアの案内パンフレットや情報を入手することができます。
物産販売コーナーでは、地元で生産された野菜や加工食品が並び、地域の農産物を中心とした品揃えが特徴です。また、奈良南部の郷土料理として知られる柿の葉寿司も取り扱われており、軽食や持ち帰り用として利用することができます。
情報コーナーにはイートインスペースも設けられており、購入した商品をその場で楽しめる環境が整えられています。
国道169号沿いに位置し、ルート終点側の拠点として、走行後の休憩や情報整理の場として利用しやすい施設です。
道の駅 吉野路大淀iセンター
-観光・景観スポット-
・吉野山(桜)
吉野山は、日本を代表する桜の名所として知られ、山全体に広がる桜の景観は「一目千本」とも表現されます。
下千本・中千本・上千本・奥千本と呼ばれるエリアごとに標高差があり、開花時期が段階的に移ることで、長い期間にわたり花見が楽しめるとされています。
中千本付近は展望地点としても知られ、山肌を覆う桜の広がりを望むことができます。エリアごとに異なる景観を感じながら散策できる点も、この場所の特徴の一つです。
・金峯山寺 ほか吉野山の寺院群
吉野山は、「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一部として世界遺産に登録されており、山中には歴史的な寺院や神社が点在しています。
金峯山寺は修験道の中心的な寺院として知られ、境内にある蔵王堂は吉野山を象徴する建築の一つです。参拝とあわせて、その大きさや木造建築ならではの空間を体感することができます。
また、周辺には 吉水神社、吉野水分神社、金峯神社 など、歴史的背景を持つ社寺が点在しています。
これらは世界遺産の構成資産にも含まれており、吉野の信仰や歴史と深く結びついた場所として知られています。
吉野山観光協会【公式サイト】
https://yoshinoyama-kankou.com/
-グルメ・特産-
・吉野葛(葛餅・葛切り)
吉野地域で生産されてきた「吉野葛」は、和菓子の原料として知られる特産品で、観光地でも定番の土産品の一つとして紹介されています。
葛餅や葛切りなどに加工され、吉野山周辺の和菓子店や土産物店で取り扱われています。散策の合間に立ち寄れる甘味としてだけでなく、お土産としても選ばれることの多い存在です。
・柿の葉寿司
奈良県南部を代表する郷土料理で、酢飯と魚を柿の葉で包んだ寿司。保存性が高いことから、古くから携帯食として親しまれてきました。
現在では地域を代表する名物として広く知られ、吉野山周辺の土産物店や飲食店、道の駅などで販売されています。奈良観光における定番の味として紹介されることも多く、手軽に地域の食文化に触れられる一品です。
データ
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